虎獅子聖竜(こじし・せいりゅう)の算命人間学

別名赤獅紅虎または虎獅アンパンマン松田朗長

生家に恵まれない天中殺、婚家に恵まれない天中殺。

細木女史の六星占術では私の属する木星人は家庭に恵まれ、逆に水星人は家庭に恵まれず、そんな水星人は家庭に落ち着かない金星人と相性が良いとされてるけど真実だろうか?

答えはノーだね。

実は家庭というのが鍵でそれが生家や実家の先天的な家庭を示すのか?婚家など結婚して出来た後天的な家庭を示すのかで恵まれるか?恵まれないかが違ってくる。

水星人こと子丑天中殺は父親、目上、上司に縁の薄い初代運であり、よって先天的な家庭環境に問題がある事が多く、そこから飛び出して新しい家系を作る事が意味づけられている。よって父親など先天的家庭に恵まれずとも結婚によって出来る後天的家庭は問題はない。

先天的家庭に恵まれないといえば実は家庭運に恵まれる、家庭の星とされる木星人こと寅卯天中殺もそうで父親以外の母親や兄弟姉妹と縁遠いか険悪な関係になりやすい。では寅卯天中殺の木星人が家庭に恵まれるとはどういうことか?というと実は結婚して新たに出来る後天的家庭の事で嫁ぎ先や妻の実家に馴染む運勢を寅卯天中殺の木星人は持ち繁栄させる。ゆえに家系を栄えたいのなら寅卯天中殺の木星人を絡ませよ、という六星の解説も納得できる。末代運の午未天中殺の火星人も年長の木星人の相手との結婚により家系の相続が保てるようになる。

逆に他家に嫁ぐ、もしくは婿養子になるのが全く向いていないのが申酉天中殺の金星人。申酉天中殺の金星人の天中殺の配偶者や家庭は結婚相手やその家族の婚家を意味する。正確には申酉天中殺の金星人は典型的な実家後継相で女性も実家離れできない。そんな申酉天中殺の金星人女性が他家に嫁ぐと嫁ぎ先の舅姑、小舅、小姑ともめやすい。

実際に申酉天中殺の金星人の干支をみると

11番目の甲戌と12番目の乙亥は日座中殺といわれており、結婚すると私生活で何らかの不都合が生じやすく事実婚でも結婚届を出さない、外国で暮らす、週末結婚、別居婚など普通の結婚形態にしない事で家庭が安定する傾向にある。

18番目の辛巳はその日生まれの女性は嫁ぎ先を蔑む花嫁とされ、同時に嫁ぎ先からも見下される運命にあるとされ嫁ぎ先と波乱のある関係になりやすい。

19番目の壬午も戦場の花嫁とされ嫁ぎ先で舅姑や小舅小姑ともめやすく婚家そのものが荒れてると見事にまとめるという運勢。

いずれにしても申酉天中殺の金星人は女性の場合、他家に嫁ぐという行為がタブーであり現代では逆に婿養子を取るか、そうでなくてもサザエさんのように夫に実家の人間と同居してもらうのがベター。最低でも舅や姑と同居しない核家族が向いているといえる。