虎獅子聖竜(こじし・せいりゅう)の算命人間学

別名赤獅紅虎または虎獅アンパンマン松田朗長

天南星、天禄星、天将星。身強三星の違い

動物占いで黒ひょう、ライオン、虎は運の強い動物、算命学では天南星、天禄星、天将星の十二運星の中の三大強星に当たるんだけど、その3つの星はそれぞれどんな特徴と違いがあるのだろうか?

まず黒ひょうこと天南星は四柱推命では冠帯で冠帯とは衣冠束帯の意味で成人して大人の社会に出る若者を意味し、三大強星の中で最も勢いがあり前向きな星。しかし若さゆえに経験不足でワキが甘く失敗する事も多い。また社交的な反面、自己中心的で自己主張が最も強く遠慮しないため、敵も作りやすいタイプ。他人の非を批判するも自分の非は絶対認めない自分が正義の人でもある。常に前へ前へのリーダータイプであるがゆえ後退ができないタイプであるが失敗も前向きに捉え常に前進していく姿は魅力的である。また流行に敏感でお洒落でもあり、批判力で敵を作るものの周囲を魅了する力も備えている。

一方ライオンこと天禄星は四柱推命では建禄といわれ、意味は俸禄を建てる、多大な給料をもらえるようになる中間管理職の姿である。天南星のような向こう見ずな行動は取らず、物事に対しても感情的にならず冷静に現実を見つめ行動していく。批判力も優れ天南星のように全面他人否定的な態度をとらず理知的かつ極めて正確に指摘していく。軽薄さとは無縁で安定感があり非常にしっかりしている。物事も一歩一歩着実に石橋を叩きながら進めていく。残念な点は天南星と違いスピードが出せない事、融通が利かず臨機応変な対処ができない所か。変化が激しい状況ではパワーが発揮しにくい。リーダーシップの面でも今一歩でむしろ縁の下の力持ちの影の実力者として活躍していくタイプである。

最後に虎こと天将星は四柱推命では帝旺といわれ、文字通り最高権力者の王様、トップを意味する星である。自我は大変強くワンマンであるが先の天南星と違うのは我がままさを必ずしも表面に出さず状況にあわせて対応していく。臨機応変が利き清濁合わせ呑む事が出来るタイプである。しかしそれゆえに天禄星のような安定感に欠け一発勝負で大負けし痛い目にあうタイプでもある。また帝王の星ゆえか皇帝のように常に堂々としており、天南星同様、目上の人間に生意気とみられ敵を作りやすい。しかし普段天南星のように感情剥き出しにしないため、本気に怒らせると非常に怖い存在でもある。敵を次々と打ち破り情け容赦なく叩き潰すタイプでもある。典型的な目上克しである。