虎獅子聖竜(こじし・せいりゅう)の算命人間学

別名赤獅紅虎または虎獅アンパンマン松田朗長

ネットいじめ:木村花の自殺

女子プロレスラーで最近テレビでもテラスハウスにも出演していた木村花が自殺した。

理由はテラスハウスでの彼女の言動や行動への視聴者からの過度の誹謗中傷が原因だったそうだが、まだ22,3歳という事を踏まえると本当に残念というしかない。ネットからの誹謗中傷で命を絶つというのは韓国芸能人に関する事でも話題になり向こうでは指でキーボードを叩いて誹謗中傷する事から「ソンカラク(指)殺人」と呼ばれてるそうだけど匿名だからと言ってやってはいけない事ってあるよね?

私個人なら誹謗中傷の総攻撃を受けて絶えられないようならネットとは完全にシャットアウトするけどネットで育ってきた私より一世代下だと両親も共働きで家庭にあっても孤独でその中でのネットとの断絶なんて考えられなかったのかもしれない。幼少期から人間関係の辛酸を舐め人間関係が面倒臭い、一人が一番だと思う人ならイジメへの免疫もあり反撃するなり逆にネットと完全遮断という行動も出来ただろうけど。残念だね。

木村花:1997年9月3日生まれ、2020年5月23日逝去

丁丑年、戊申月、戊申日生まれ。寅卯天中殺、宿命生日中殺

寅卯天中殺は生まれ日の干支に自動的に備わる十二運が子丑天中殺に次ぎ強い十二運星が集合する寅卯天中殺であり6つある天中殺の中では最もパワフルだと定義されてるけれども、彼女の場合、その寅卯天中殺にあって唯一例外の戊申の身弱で病人を示す天胡星であり、これが月の干支にも戊申と全く同じ干支となっている。同じ干支の事を律音といい命式にあると干支圧伏となり強烈な作用となり吉凶が激しくなる。彼女の場合、大運が21歳から辛亥に入り神経質で孤高を意味する調舒星とやはり神経過敏で刹那的な瞬間変化の星、天馳星が回っていた。しかも生まれ月日の十二支の申からみて大運の十二支の亥は害にあたり、精神面での健康に関して甚だ気がかりな運勢となっていた。

害という運勢は刑や沖ほど人間関係の摩擦は現実に起こりにくいが、精神的にストレスが溜まる状態であり異性関係の相性では刑や沖より悪く結婚は沖と共に絶対的にお薦めできない。この害の夫婦の場合でもうまくいってるケースは大体セックスレスで他に内縁の別の夫妻がいるなど。で、個人の現実となるとその当人の望まない出来事がおこりやすく不満やストレスが溜まりやすい。それが木村花の場合、孤独な調舒星と瞬間変化で安定感の欠ける天馳星が同居していたのだからたまったものではない。しかもテラスハウスに出演しはじめた去年も亥年で年運も害。大運と年運の害が月と日の十二支に4重奏で襲いかかる形となり、想像以上の辛さだったといえる。そんな運気にも拘わらずテラスハウス出演を受けたのは去年の十大主星が社交を示す石門星が回っていたから。しかし、いかんせん害の4重奏で良い結果に導かないし、ここまで酷いと自殺に走ってしまったのも命式をみるに納得と言わざるを得ない。

周囲の人間の励ましの言葉で何とかならなかったのか?と思う所だが彼女は母親や兄弟姉妹、友人と縁が薄い寅卯天中殺の木星人で身近な周囲の助言やサポートが一切あてにできない星となっている。彼女の母親も女子プロレスラー木村響子だが一応、彼女の母親の命式も出し、娘との関係も検証してみると

木村響子:1977年3月14日、丁巳年、癸卯月、乙亥日生まれ。申酉天中殺、日座中殺。

彼女は母にも助けを求めていたけれど命式をみるとお母さんとの関係も害に当たり相性は良くない。天中殺の相性も寅卯天中殺と申酉天中殺の母親の関係も良いと言い難く、申酉天中殺が寅卯天中殺を強制する立場にあり木村花は母親には頭があがらない関係だったであろう。事実、プロレスの道に彼女が歩んだのも母親から言われての事だったようで、他のブログでは木村花がこの命式でプロレスに歩んだのが不思議という意見があるが、母親との関係や彼女が親の道を継承する寅卯天中殺である事も踏まえると納得できる。ただ格闘は相撲や柔道と同様、寅卯の要素を含み、申酉天中殺のお母さんにとっては幸運のスポーツでも娘からみたら天中殺の要素を含みプロレスの道を歩むべきではなかったろう。逆に芸能界は演技や歌唱力から申酉の要素が強く彼女が芸能への道へも入ったのはとても理解できる。ただ彼女の場合、天胡星が二つあり感性が鋭敏になりすぎ、見なくてもいい事も見えてしまう。もう一つの思考を示す十二運星が天将星や天禄星など強くてしっかりした星なら自殺は食い止めたろうが、残念ながら彼女の場合は甘えたい天印星。天印星思考で甘えたいのに現実は寅卯天中殺や害四重奏、母親とも相性が悪く甘えられない、あるいは理解してもらえなかった。ご冥福をお祈りする。