虎獅子聖竜(こじし・せいりゅう)の算命人間学

別名赤獅紅虎または虎獅アンパンマン松田朗長

竹内結子の急死 ※閲覧注意

一昨日の朝、竹内結子の急死の訃報を知り、非常に衝撃を受けた。竹内結子といえば昨年、同じ事務所の後輩俳優、中林大樹と再婚し、今年の初めに彼との間に彼女からみて第二子が授かったばかり。しかも首をつってる状態を発見する数時間前まで普通に家族四人で幸せな一家団欒をしていたというのだから突然、発作的に自殺に走ったと思われる。遺書もみつからず原因は不明。彼女は寅卯天中殺の木星人なので運気的には天中殺前の穏やかな時期だっただけに何故?という気持ちが強かった。本当理解不能だった。

 

しかし改めて彼女の命式と自殺した年月日を比べると彼女が突発的に自殺に走った理由が我ながらに理解できた。まずは彼女の命式から挙げてみたい。

竹内結子 (1980年4月1日、庚申年、己卯月、甲辰日生まれ 寅卯天中殺の木星人)

(宿命生月中殺、日居中殺)

月は現実社会を示しており、そこが宿命的に天中殺に当たると世渡りが非常に上手か、逆に全く下手で社会に馴染めないか、いずれかのケースになりやすいが前者は私の見聞きの経験では非常に稀で大抵は社会に馴染めない、どこかアウトサイダーになりやすい。生月中殺が如実に現れてると思った有名人は元プロ野球選手の江夏豊だけど、彼女の場合、生月中殺の十二運が最強の帝旺(天将星・動物占いの虎)に当たり、天将星中殺の場合、人格に歪みが生じる、家族との折り合いが悪くなる、成功不成功が非常に極端に表れる・・・。などの現象を生み非常に大変ではあるよね。彼女は過去に中村獅童と結婚したものの数年後に離婚しているが、直接的な原因として獅童の浮気や彼らの相性もあるけど(それについては後ほど解説)彼女自身の天将星中殺の宿命をみると、とても梨園の妻に収まりがたかったろうね。

彼女は甲辰日生まれで次の乙巳日生まれと共に『日居中殺』に当たるのだが、この日居中殺の特徴として立体六方位のうち、東西と天頂が欠け南北と中央が活きている形で、

東西は横の対等な人間関係、南北は縦の目上目下の人間関係を示し、東西が欠け南北が活きる日居中殺の友人関係は横の繋がりではなく縦の繋がりから生まれるのが順当となる。(この点は日居中殺と同じ天中殺である寅卯天中殺の木星人グループに共通している。)また天頂は精神性、家系を示し、そこも欠けがある所から家系と違うカラーで生きるのが順当となる。精神というのは自己の内面でもあるけど、そこが欠けるって事は、【その自己の内面と現実の不一致が順当でもあり、その不完全さの葛藤の中に安定がある】という言い方もできる。とまあ一般人にはとても理解でき難い宿命の持ち主ともいえる。

また目上目下の南北が活かされる事から老幼の同居、大人びて老成してる面と逆に子供じみて幼稚な面があり同世代の人間からは極端に見え敬遠され、その代わり若い頃は老人に、老人になると若い世代に好かれる傾向にある。いずれにしても人生において同世代の人間とは理解しあえない状態を作る。(この点も寅卯天中殺の木星人が同世代と関係が美にならないという点に影響している。)ゆえに友人関係や結婚においては年齢差、環境差、職業差など大きな開きのある結びつきをもって良好な形となる。

また甲辰は甲子と共に三業干支の不族の業の干支であり結婚運が薄く仮に結婚出来たとしても子縁に薄く、子が出来たとしても、その子は自身である親元から離れる。家庭運が良くなく孤高の環境に向くなどの解説があり簡単にいうと家族に縁遠く家庭作りに向いていないという事になる。

彼女は最初に中村獅童と結婚するも離婚、そして最近、中林大樹と再婚し今回の彼女の自殺をもって死別したけど彼ら二人、彼女と同じ寅卯天中殺の木星人だった。

中村獅童(1972年9月14日、壬子年、己酉月、戊申日生まれ、寅卯天中殺の木星人)

中林大樹(1985年1月6日、甲子年、丁丑月、乙巳日生まれ、寅卯天中殺・日居中殺)

同じ天中殺同士というのは意気投合しやすいものの自分と似たり寄ったりの同志のようなもので異性を意識しづらく生涯を共にする伴侶としては成長や発展が少ないという意味でも疑問の関係。特に寅卯天中殺の木星人は同世代など同じ立場の人間とは美にならない、上手く行き難いタイプであり、したがって同じ寅卯天中殺同士が一緒になっても共に白髪が生えるまで終始全うするかというと全く期待できない。(ゆえに細木女史の六星の解説で木星人同士は全く前進力の生じない✖の関係で結婚は出来る事なら思いとどまるよう、という解説がなされている。)

先程、日居中殺や寅卯天中殺は同じ立場の人間と上手く行きにくいと解説したが彼女の甲辰日は顕著にそれが表れ、本人独自の正義感で周囲を批判して攻撃力を活かして人生を歩むタイプなので当然ながら周囲と摩擦が起こりやすく敵を作りやすいタイプなのだが、彼女の周囲の評価は皆から好かれていたとの事、一般見解では大変結構なのだが、算命学からみると竹内結子彼女自身が宿命に反した生き方をしてるという事になり彼女自身「私って一体何してるの?何なのかしら?」という強い疑念が運命の日に刑の年の天戦地沖の月と日のダブルパンチで一気に爆発し自殺に至ったのではないかと推測している。もし彼女が外の社会では逆に敵が多く孤独な家庭境遇というパターンだったらどう運命が変化してただろうかと思うと胸が痛い。憎まれっ子世に憚るともいうしね。今となってはご冥福を祈るしかない。