虎獅子聖竜(こじし・せいりゅう)の算命人間学

別名赤獅紅虎または虎獅アンパンマン松田朗長

天馳星、天極星、天報星。身弱三星の違い

以前、身強の天南星、天禄星、天将星の身強三星の事について書いたんだけど、今回は逆に、身弱の天馳星、天極星、天報星について解説していきたい。動物占いではそれぞれペガサス、ゾウ、狼となっていてエネルギーに関しては1点、2点、3点と小さいがこれは逆に瞬発力においては強大なエネルギーを発揮するという事もいえるね。

 

それでは最初に動物占いのペガサスこと1点の天馳星について。天を馳(は)せると書くようにあの世を駆け巡るイメージの星でそのスピード感は十二星随一といえるかもしれない。しかしその質はあまりにもスピードがあって周囲の人間がついて行けず理解されにくいかも。特にそれは現実面よりも精神面に現れて気変わりが激しく非常に気難しく捉えかねないという事も。それゆえ動物占いでは唯一架空の動物である天駆ける天馬、ペガサスを当てはめたんだろうね。因みに表面ペガサスの人は中年期に運気がガクンと落ち既婚者は離婚の危険性大。また本質ペガサスの人は皆、午未天中殺の火星人となる。(ペガサスの反対のライオンが本質の人は逆に皆、子丑天中殺の水星人となる。)火星人の感性重視の奇人変人と解説されるのも、この天馳星や後で述べる天報星の影響が強いのではないかと思われる。頭の切り替え、割り切りが開運のキーワードといえそう。瞬間時のパワー発揮は相当なものだが長続きし得ないのが残念なところ。

 

次に動物占いのゾウこと2点の天極星について。人間の十二運サイクルではこの世との別れの死を意味し、あの世へ旅立つ状態を意味する。死ぬと身体が凝固する事から天極星の持ち主は性格が頑固とされるけれども、この世からあの世へと旅立つ状態から異次元空間への異動は得意で環境の変化については頑固な性格のわりに順応性はあるのかもしれない。この点、同じく性格が頑固といえる天禄星や天将星が軌道修正が利きにくいのと大いに異なると思える。また異次元への移動時に先の天馳星同様、相当なパワーを発揮。そのパワーの強大さから動物占いではゾウを当てはめたのだろう。「切れる」がキーワードで怒らせると怖い面に繋がるが、この星も残念ながら長続きしない点があって瞬間湯沸かし器の印象。表面ゾウの人、つまり中年期に天極星が回る人も中年期天馳星の人同様、中年期に運勢の途切れが生じ離婚や配偶者との死別の暗示も。

 

最後に動物占いの狼こと3点の天報星について。人間の十二運サイクルに当てはめると男女が性交し妊娠して女体に出来た胎児を示し、この世に天から報いを受けて発生したという意味から天報星と名付けられたのではないかと思える。胎児は母体の中で何度も動きまわって成長していく所から変転変化を意味し、状況が変わりやすく天報星を持つ人も気が変わりやすいお天気屋な面があり周囲から変わってると思われる事も。天馳星同様、午未天中殺の火星人の性格に多大な影響を及ぼしている。しかし状況の変化に強く、どんな環境にも適応していく強さはあるだろう。ただ対人関係は個人主義の一匹狼傾向で、それゆえ動物占いでは狼が当てはめられたのだろう。典型的な身弱星だが虎こと最強の天将星と正反対に位置し天将星と対抗する強さがあるとも。個人的な経験だと批判精神の強く舌禍を起こす天南星とは違った毒舌ぶりを発揮する人が多い感じ。

 

いずれにしても身弱とはいえそれぞれ独特のパワーを持つが長続きしない傾向にあるね。